愛媛県宇和島市百之浦の九島小学校と九島幼稚園の閉校・閉園式が25日、同校体育館であり、在校生やOB、地域住民ら約300人が116年の歴史に幕を閉じる学びやとの別れを惜しんだ。
 同校は1900年に九島尋常小学校として創立。3001人の卒業生を送り出した。近年は児童数が激減していたほか、2016年に九島大橋が開通したことから、31日に閉校、閉園する。
 式では、松広歩校長が「橋の夢が実現したように、子どもたちがたくましく成長し、明るい九島の未来を築いてくれることを信じたい」とあいさつ。在校生を代表して6年の児童(12)が「九島小で学んだことを忘れず、明るく楽しく生きていきます。ありがとう九島小」と別れの言葉を述べた。